インプラント

虫歯や歯周病などによって失われてしまった歯を補い、
天然の歯とほぼ同等のかむ力を取り戻すことができます。

インプラントとは

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インプラントとは、歯周病、虫歯などによって失われてしまった歯を補うための治療方法です。インプラントは、あごの骨に埋め込む「インプラント(人工歯根)」、その上に置く「上部構造(人工の歯)」、両者を連結する「アバットメント」の3つの部品から成り立っています。インプラントに使用する金属は、金属アレルギーが最も起こりにくいチタンを使用しておりますので、体に悪影響を及ぼすことはありません。またチタンは軽量で丈夫なため、付け心地も快適で、耐食性も高い事が特徴です。

歯科用CTを使っての安全な治療

歯科用CTとは、文字通り歯科治療に使うCTのことです。CTとはComputed Tomographyの略であり、簡単に言えば断層状の写真を撮るための装置です。通常は体の内部の状態を明らかにするために使われるCTですが、歯科用CTはインプラント治療や抜歯の際に使用されます。
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<歯科用CTの特徴>

歯科用CTは座ったまま撮影することが可能です。撮影時間も10秒ほどで済むので、患者様の負担は非常に小さいです。被ばく線量も通常のCTと比べて8分の1~50分の1程度と非常に小さく、安全性に優れています。

インプラント治療のメリット・デメリット

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    健康な歯に対する影響が極めて小さい
    ブリッジ治療では通常、治療する歯の両隣にある歯を削らなくてはなりません。部分入れ歯もばねをかけた歯への影響は考慮しなければなりません。インプラント治療はそうした負担がなく、安全性に優れています。

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    かむ力を確保しやすい治療法
    一般的にブリッジ治療の場合は天然の歯の60%程度、部分入れ歯の場合は30~40%程度しかかむ力を取り戻せませんが、インプラント治療ならば天然の歯とほぼ同等のかむ力を取り戻すことができます。かみ心地がよいので、患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ。生活の質)を確保することができます。

  • 耐用年数が長い
    ブリッジや部分入れ歯の耐用年数は長くても10年程度ですが、インプラント治療は手入れをきちんと行えば30年以上は持ちます。もちろん、手入れを怠ると耐用年数はどんどん短くなっていくので注意が必要です。

<インプラント治療のデメリット>
・保険外の診療

インプラント治療は最先端の治療であるため、保険がききません。したがって保険のブリッジや部分入れ歯治療に比べると、初めにかかる費用はどうしても高くなってしまいます。

・治療期間が長い

治療の回数自体はブリッジや入れ歯などと比べて特別多いわけではないのですが、治療と治療の間に期間を置かなければならないため、治療開始から治療終了まで結構時間がかかります(通常2か月~6か月程度)。

・治療事故のリスク

インプラント治療は外科手術になるため、必ずしもリスクというものを伴います。
このリスクを軽減するため、事前にしっかりと検査やカウンセリングを行い、トラブルを防ぐ対策をとっております。

インプラント治療例

  • 治療例.1 両隣に歯が残っている場合

    ブリッジなどの治療方法では、両隣の健康な歯を削る必要があり、さらに失った歯の部分の負担がかかります。インプラント治療では、隣の歯を削ることもなく、他の健康な負担をかけません。

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  • 治療例.2  隣に歯が残っていない場合

    従来の治療方法は、残っている歯に金属のバネをかける為、健康な歯に負担がかかる他、見た目も悪いです。インプラント治療では、バネを使用しないので、見た目も美しく、他の歯にも負担がかかりません。

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  • 治療例.3  歯がまったく残っていない場合

    従来の治療方法の入れ歯では、ぐらつきが気になり固いものが噛めないなどの問題がありますが、インプラント治療では、顎の骨にしっかりと固定するので、ぐらつきもなく、固いものでも噛む事ができます。

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インプラント治療の流れ

  • カウンセリング
    まずはカウンセリングを行います。身体状況や健康状態を入念にチェックし、インプラント治療が可能であるかどうか、ほかに適切な治療方法がないかなどを確認します。インプラント治療が最善であると判断された場合は、詳しいご説明をいたします。
  • 治療計画
    治療計画を立てます。レントゲンやCT撮影などを通じて、患者様とともに長期的な計画を立案します。
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    インプラント(人工歯根)手術
    インプラント(人工歯根)手術を行います。手術にかかる期間は通常2か月~6か月程度です。
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    人工の歯(上部構造)の設置
    インプラント(人工歯根)が骨に結合されたのを確認し、インプラントの上に人工の歯を設置します。
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    メンテナンス
    インプラントのメンテナンスを行っていただきます。メンテナンスの方法については事前に説明させていただきます。

その他

◎インプラント周囲炎
インプラント周囲炎は、歯周病と同じく、歯周病原性細菌によって起こる病気です。つまり、インプラント周囲炎を予防するためには、歯周病治療が前提となります。もし、治療しないで放置しておくと、周りの骨がなくなり、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。症状は歯周病と類似していますが、見た目の炎症や腫れがあまりないにもかかわらず、病気の進行速度が天然歯に比べ10~20倍と非常に速いことが特徴です。

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インプラントを半永久的にもたせる為には、インプラントを確実に埋め込むことは当然のこととして、治療後のアフターケアが何よりも重要となります。

歯が抜けてしまった原因が「歯周病」にある場合、日ごろのお口のケアが不十分だったと言えますので、口腔ケアをしやすくするようなインプラント設計、適切な口腔ケア指導、生活習慣の改善などを歯科医院側から積極的に行っていく必要があります。